- 発言者
- 宮出 千慧[高森千慧]
- 発言者名(原文表記)
- 宮出千慧
- 役職(原文表記)
- 未登録
- 発言日
- 2026-07-09
- 会議名
- 参議院 厚生労働委員会
- 発言種別
- 国会委員会
- 国会回次
- 第221回
- 発言番号
- 183
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国会委員会
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○宮出千慧君 ありがとうございます。 今回、労災の補償状況というものを拝見しておりまして、精神障害の労災認定件数が増えている。もちろん時間外労働の長さであったり複数の要因があるとは思いますけれども、やはり様々なハラスメントも増えているということが分かりました。 これは、もちろん、何がハラスメントに当たるかというこの社会的な感度が高まったということもあるとは思います。そして、政府としても様々なハラスメント対策を今おっしゃっていただいたように講じてくださっていることも、これは重要なことだと考えております。 一方で、このハラスメント対策を毎年のように積み上げていって、企業に求める対策ばかりが増えていってしまい、事業者の負担はどんどん重くなっているのではないかと思います。やはり、根本的にこれを解決していくためには、そもそもハラスメントが生まれにくい社会を築いていかなければいけないというふうに今回改めて感じました。 顧みますと、現代社会に生きる私たちの多くは、程度の差こそあれ何らかのストレスを抱えており、そうした負の感情が力関係において優位に立つ者から弱い立場にある者へと向けられることで、このハラスメントという形で表面化しているのではないかと思います。その根底には、やはり個々の自己肯定感の低さといった個人の内面的な要因もあれば、日本社会全体が経済的に厳しい状況に置かれて余裕を失っていること、あるいは努力をしても報われないという諦めの感情など、社会構造に起因する要因も少なからず存在するのではないかと推察をいたします。 こうした社会に蔓延する負の感情を根本から取り除いていかない限り、ハラスメントは今後も増え続けますし、精神的に傷ついて心を病んでしまう方も増え続けるものと懸念をしております。本来であれば、やりがいを持って生き生きと働くことができたはずの方がその人生の可能性を奪われてしまうということは、当事者にとっての損失であると同時に、社会全体にとっても大きな損失であると思います。 対症療法的な対策にとどまらず、経済政策であったりとか、さらには教育を通じた共感力の涵養なども、こういった社会に根差した問題の根本原因に政府としても向き合っていただきたいですし、私たちそれぞれ政治家もこういった問題にしっかりと向き合っていかなければいけないということを今回改めて感じました。ということを申し上げて、少し早いんですが、私の質問を終わります。 ありがとうございました。
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