- 発言者
- 松本 洋平
- 発言者名(原文表記)
- 松本洋平
- 役職(原文表記)
- 文部科学大臣
- 発言日
- 2026-05-28
- 会議名
- 参議院 本会議
- 発言種別
- 国会本会議
- 国会回次
- 第221回
- 発言番号
- 9
国会本会議
参議院 本会議での発言
松本 洋平(文部科学大臣)
発言全文(原文)
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○国務大臣(松本洋平君) 水野議員にお答えいたします。 まず、教育政策におけるAIとの向き合い方についてお尋ねがありました。 教育政策におけるAIの活用については、デジタルの力でリアルな学びを支えるとの基本的な考えに立ち、バランス感覚を持って取り組む必要があると考えております。 AI技術が飛躍的に発展する中、例えばAIによって生成された偽情報、誤情報の拡散など、AIが認知や行動に与えるリスクを踏まえつつ、AIを使いこなす力を育成することが重要だと考えており、現在、中央教育審議会において、学習指導要領の改訂に向け、AIの適切な取扱い方を含む情報活用能力の抜本的な向上に関する検討が進められているところです。 引き続き、積極的な審議を期待するとともに、生成AIについては、学校現場で適切な利活用が行われるよう、初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドラインの改訂に向けた検討も進めてまいります。 次に、紙とデジタルを組み合わせた、いわゆるハイブリッドな形態の教科書についてお尋ねがありました。 これまでの紙中心の学習環境にデジタルの特性が生きる場面でデジタルを取り入れ学習効果を高めていくことは、今後の我が国を支える人材育成にとっても重要であると考えております。発達段階や教科の特性に応じて動画、音声等デジタルならではの学びを取り入れることによって、学習効果を高め、個々に応じた学びを進めるとともに、自ら体験して学ぶリアルな活動ともバランスの取れた学習活動を推進したいと考えております。 今後策定を予定しております大臣指針において、デジタルの活用が期待される場面なども学校現場に分かりやすくお示しし、新たな教科書の発行、採択等に当たり参考にしていただけるようにしたいと考えております。 次に、紙とデジタルの教育効果の検証についてお尋ねがありました。 デジタルな形態を含む教科書については、国として、学習効果の観点も含め、授業実践や大規模アンケート調査等の実証研究を行い、そこで得られた知見や優れた実践事例について、各自治体や学校現場に対し積極的に周知、横展開を行ってまいります。 次に、学習評価についてお尋ねがありました。 多様な個性や特性を有する子供たちの深い学びを実現し、個々の強みを学習評価を通じて伸ばすことは重要であり、デジタルな形態を含む教科書の機能はこうした評価の実施に資するものであります。子供たちの多様な学びについては、口頭での発表やグループでの話合い、作品の製作といった文字のみによらない活動も取り入れ、多角的、多面的な方法で評価を実施することが有効であります。 次期学習指導要領に向けては、こうした学習評価の在り方を一層促進することができるよう、引き続き中央教育審議会において検討を進めてまいります。 次に、一人一台端末の活用における健康を守る設計についてお尋ねがありました。 文部科学省としては、端末の安全、安心な活用に向け、学校や保護者等との間で共有しておくことが望ましいポイントの周知や、児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブックの策定、周知を行うほか、フィルタリング設定を適切に行うことを各教育委員会に要請するなど、学習において端末が適切に活用されるよう取り組んでいるところであります。 各教育委員会においても、フィルタリングの設定や端末の利用可能時間帯を制限するなど、学習に関係ないサイトの閲覧の防止や長時間利用を制限する取組が実際に行われていると承知をしております。 加えて、児童生徒がインターネットの使い過ぎによって起き得る昼夜逆転や睡眠障害、学習への影響といった弊害などを理解し、適切な使い方を学ぶため、学習コンテンツの提供や教職員を対象とした研修会を開催するなど、健康面に留意したデジタル活用が行われるよう取り組んでいるところであります。 引き続き、これらの取組を、これらの取組の充実に努めつつ、児童生徒がICTを適切に活用しながら学びに向き合うことができる環境整備に取り組んでまいります。 次に、質の高い教育を実現するための教育改革についてお尋ねがありました。 学校は、様々な人との関わり合いの中で、社会を形成していく上で必要な力を身に付ける大変重要な場所であり、誰一人取り残さない学びを実現していくことは大変重要であると考えております。 子供たちの基礎的な学力を伸ばし、デジタル技術も活用しながら、子供たちの好きを育み、得意を伸ばす柔軟な教育課程の実現に取り組むとともに、教師の皆さんが子供たち一人一人としっかり向き合うことができる環境の整備に着実に取り組んでまいります。(拍手) 〔国務大臣小野田紀美君登壇、拍手〕
情報源
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