- 発言者
- 茂木 敏充
- 発言者名(原文表記)
- 茂木敏充
- 役職(原文表記)
- 外務大臣
- 発言日
- 2026-05-17
- 会議名
- 参議院 決算委員会
- 発言種別
- 国会委員会
- 国会回次
- 第221回
- 発言番号
- 106
国会委員会
参議院 決算委員会での発言
茂木 敏充(外務大臣)
発言全文(原文)
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○国務大臣(茂木敏充君) 奥村委員の方からミドルパワーと、こういう言及があったところでありますが、ミドルパワーという言葉はまだ比較的新しい言葉で、恐らく今年のダボス会議でカナダのカーニー首相が言及をして注目を集めたということだと思っております。アジアの国々、これは一般的にはミドルパワーというよりも、新興国、途上国のグループ、いわゆるグローバルサウスと捉えられると考えておりますが、いずれにしても、アジアを始めとする様々な国々との連携、これは極めて重要であると思っております。 その上で、現下の国際社会の動向について申し上げますと、直近の中東情勢を含めまして、世界は今、超大国の勢力図といいますか、パワーバランスの変化であったりとか、紛争、対立の激化、さらに圧倒的な技術革新等を受けまして、戦後最も大きな構造的な変化にありまして、安全保障環境も一段と厳しさを増していると、こんなふうに考えております。こうした厳しい国際情勢の中、一貫した外交姿勢を堅持をします日本への期待は高まっていると、外務大臣としても様々な会談を通じてそのことを実感をしております。 こうした期待に応えるために、まずは日本の外交、安全保障の基軸であります日米同盟を更に深化をさせて、その抑止力、対処力を一層強化をして、これは二国間の問題にとどまらず、国際社会の平和と安定に貢献していくことが必要だと考えております。また、日本が自由で開かれたインド太平洋、これを日本外交の柱として提唱してからちょうど今年で十年がたつわけでありまして、経済安全保障であったりとか新興技術をめぐる国際競争等、新たな課題もこの間に生じてきております。 こうした中、高市総理は、先日訪問しましたベトナムでスピーチを行いまして、我が国外交の柱であるFOIPを時代の変化や新しい課題に対応して進化させていくということを表明をしました。同様の考え、私自身も先日のアフリカ訪問の際、ケニア、まさにここはFOIPの発祥の地でありますが、ケニアでの外交スピーチの中で発信をしたところであります。 FOIP、自由、開放性、多様性、包摂性、法の支配と、こういったFOIPを支える中核的な理論、理念、これは堅持をしていくのは当然のことでありますが、国際情勢がより一層厳しくなる中にあって、自由で開かれた国際秩序を維持強化していくためには、各国の自律性、そして強靱性を強化していく必要があると考えております。 日本はそのために、経済、社会、安全保障等のあらゆる分野で、御指摘のありました、アジアを始めとする各国、各地域と手を携えて、共に強く豊かになる、この方向で最も効果的な支援、協力を行っていきたいと、そう考えています。
情報源
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