- 発言者
- 片山 さつき
- 発言者名(原文表記)
- 片山さつき
- 役職(原文表記)
- 財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
- 発言日
- 2026-06-07
- 会議名
- 参議院 決算委員会
- 発言種別
- 国会委員会
- 国会回次
- 第221回
- 発言番号
- 129
国会委員会
参議院 決算委員会での発言
片山 さつき(財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融))
発言全文(原文)
国会会議録検索システムから取得した原文です。要約や言い換えは加えていません。
○国務大臣(片山さつき君) AI技術の進歩は本当に急速でございまして、サイバー攻撃の速度、規模も劇的に拡大しておりますので、元々、金融業界全体において、私ども所管の、サイバーセキュリティーをめぐる脅威は急速に高まってきていたと認識をしておったところに、新たにフロンティアAIがこの四月に開発されたということになりまして、G7の蔵相・中央銀行総裁会議、あるいはG10、20の同じく蔵相それから中央銀行総裁会議でもアメリカからそういった発表があって、これについては、まず金融界が正面に立って対応しなくてはいけないということで、じゃ、どうしようかという話になっていったわけでございます。 というのは、金融システムというのは、やっぱりほかに比べて相互接続性が高く、だから意味があるわけで、しかもリアルタイム処理に近いものですから、サイバー攻撃によって直ちに市場への影響とか信用不安に波及し得るというところがほかとは違う特性がございます。 なので、金融機関は、重要インフラ機能を担う今のようなお立場として、脆弱性が自分のシステムにあるという情報を早く知ったら、パッチといって、それを直すための適用の方ですが、これを最短の時間でやらないと、その間に入られてしまうとそこから破られてしまいますので、インシデントというかアクシデントが発生してしまうので、そうならないための備えが今まで以上に重要になるということはもう確かでございます。 これを踏まえまして、AI脅威に対する金融分野のサイバーセキュリティ対策強化に関する、ちょっと名前が長いんですが、官民連絡会議というのを四月のG7から戻ってすぐにつくりまして、その下に各社のいわゆるITの責任者、チーフITオフィサーのような方を集めて作業部会を開催して、官民の連携強化で対応しております。 さらに、私とアメリカのベッセント財務長官との会談を始めとして様々な関係者との連携を通じて、いわゆるフロンティアAIモデルの中で、御指摘にありましたアンソロピック社のミュトスと、それから、オープンAI社の今のところの最高のモデル、GPT5・5ですか、何かそのうち6というのも出るらしいんですが、これについては我が国及び一部金融機関についてはもうアクセスが可能となっております。 金融庁としては、引き続き、国家サイバー統括室、NCOとがっちり連携して、関係機関と連携、情報交換を密にしつつ、金融システムの安定性の確保ということで、フロンティアAIへの対応が他国に劣後することが決してないように、つまり預金者や金融の利用者の皆様をしっかりとお守りできるようにということで、スピード感を持って進めていくというのが我々のミッションだと思っております。 他方、今お話を聞いておりますと、これらのフロンティアAIはいずれも穴を発見するんですよ、システムの。穴を発見するとほぼ同時に、余り時間差を置かずに対処方法も発見すると。 問題は、それはどういうシステムで、どうやってそこに当てはめるかの問題になっているので、全く穴があったよ、知らないよということではないので、委員がおっしゃったように、ひたすら悪いことだけに使うという目的があるわけではないんですが、悪い人にオープンになった場合には、一番可能性がある犯罪はやはり窃盗ですから、つまり何らかの形で利益を盗むとか、まさに抜き取ってしまうとか、あるいは振り込み先を別に変えるとか、最も単純にあり得る犯罪がそれなので、我々が最初にこの防御を固めなければいけないということで、まさにリスクを最小化にするために最善を尽くしているということで、怖いだけが取り柄じゃないというか、そこに対するいい意味での利用方法はかなりあるなということも考えているわけでございます。
情報源
この発言の取得元です。原文は国会会議録検索システムでも確認できます。